「月 夜 の 畑」 詞 海野厚 曲 中山晋平
月夜の畑の、白れんげ。
ほんのり、佇（た）ったは、人かいな。
ちょろ ちょろ 小溝（こみぞ）の音かいな。
月夜の、月夜の、白れんげ
そよそよするのは、風かいな。
うろうろ白いは、犬かいな。
月夜の畑の、白れんげ。
月夜も、畑も、夢かいな。
月夜の月夜の、白れんげ。
※自分自身や家族のことを歌った歌が多いことを考えると、この歌もまた厚自身のことを歌ったように思えてきます。先が短いことを悟って、白蓮華の花の咲く月夜の畑のなかに、ぽつんとたたずむ自分（厚）の姿を夢のように見ている、そんな情景が浮かんできました。
※旧漢字、旧仮名づかいを、新漢字、新仮名づかいに替えています。
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