（解説）
①整数なら簡単に式が作れるのに、小数や分数が出てくると、とたんにわからなくなってしまう 人がいます。最初のころは皆そうかもしれません。そこで、小数や分数も、やり方は整数と同じ なんだということを理解して欲しいと思います。 たとえば １ｋｇ、１００円のお菓子があるとします。これを５ｋｇ買うと、式は１００円×５ｋｇです。 つまり、５をかけます。それと同じように、５．２ｋｇなら５．２をかければいいし（１００×５．２ｋｇ）、 ４分の３ｋｇなら４分の３をかければいい（１００×４分の３ｋｇ）のです。なれれば何でもないことで すが、はじめのうちは迷いやすいところですね。 まとめ １００円×５ｋｇ ＝５００円 全部かけ算になります １００円×５．２ｋｇ ＝５２０円 １００円×４分の３ｋｇ ＝ ７５円 ②１ｋｇあたり、３．２５円の品を２．３４ｋｇ買うといくらになるか。このように２つとも小数になると、ま すますわからないという人もいるでしょう。そこで、こういうときは小さい整数に置き換えて考えます。 つまり、１ｋｇあたり３円の品を２ｋｇ買ったらどうなるかと考えてみるのです。そうすると３円×２ｋｇとい う式が浮かびます。そこで、３円のかわりに３．２５円を、２ｋｇのかわりに２．３４ｋｇをいれて ３．２５円×２．３４ｋｇという式をつくればいいことがわかります。 まとめ １ｋｇあたり３円の品を２ｋｇ買った→ ３円×２ｋｇ＝６円 １ｋｇあたり、３．２５円の品を２．３４ｋｇ買う→ ３．２５円×２．３４ｋｇ＝７．６０５円 この様に、小さな整数に置き換えて考えるという方法は、計算だけでなく、算数の問題のいたるところ で利用できますが、特に、規則性（きまり）を見つけるときなど便利です。
作成日 98/11/17 更新日 2015/4/15
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